Stephanie Kelly
[ニューヨーク 12日 ロイター] - 米エネルギー情報局(EIA)は12日公表した月報で、サウジアラビアの自主減産延長を受けて世界の石油在庫が第4・四半期に日量20万バレル減少すると予想した。
一方、2023年の世界石油需要の増加幅は日量181万バレルと予想し、5万バレル上方修正。24年については25万バレル引き下げて136万バレルとした。
在庫減少によって第4・四半期の北海ブレント先物は平均で1バレル=93ドルと、8月平均の86ドルから上昇すると予想。24年後半までには在庫増加に伴い87ドルに下落する見通しとした。
原油高や景気の不透明感を背景に、世界の石油製品需要が24年を通じて後退する可能性があるとしている。
23年の米原油生産は日量87万バレル増の1278万バレルで過去最高を記録すると予想。8月の月報では85万バレルの増加を見込んでいた。24年は38万バレル増の1316万バレルと予想した。