Katya Golubkova
[東京 26日 ロイター] - アジア時間の原油先物は小幅に下落。主要中央銀行が政策金利を高い水準に長期間維持し、燃料需要を阻害するとの懸念で売られている。
北海ブレント先物は0055GMT(日本時間9時55分)時点で0.11ドル安の1バレル=93.18ドル。米WTI先物は、0.01ドル安の89.67ドルだった。
中銀の動きに加え、市場は米議会が期限までにつなぎ予算案を可決できず政府機関が一部閉鎖されるかどうかに注目している。格付け会社ムーディーズは25日、政府閉鎖は米国の信用に「マイナス」になるとの見方を示した。
一方、10月1日の国慶節(建国記念日)に合わせた中国の大型連休に伴い旅行需要が回復し、燃料需要も持ち直せば原油相場にとって支援材料となる。
ANZリサーチは調査ノートで「原油供給の逼迫がマクロ経済上の逆風よりも重視される可能性がある」とし、今週は原油価格が90ドルを上回る水準で推移すると予想した。