Laura Sanicola
[4日 ロイター] - 原油先物価格は4日のアジア市場序盤の取引で上昇している。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟国で構成する「OPECプラス」が開く合同閣僚監視委員会を控え、世界的な需給逼迫が相場を支えている。
0004GMT(日本時間午前9時4分)時点で北海ブレント先物は0.66ドル高の1バレル=90.98ドル。米WTI先物は0.11ドル高の89.34ドル。
OPECプラスはこの日の会合で現行政策を維持すると予想されている。
ロイター調査によると、サウジアラビアは代表油種アラブ・ライトの11月のアジア向け価格を5カ月連続で引き上げる見通し。
ロシアは先月導入した燃料輸出禁止措置について、価格安定と国内の燃料不足に対処するため、必要な限り継続する方針。インタファクス通信がノバク副首相の発言を報じた。
米石油協会(API)のデータによると、9月29日終了週の米国内の原油在庫は約420万バレル減少した。