Katya Golubkova
[東京 5日 ロイター] - アジア時間の原油先物は小幅高。石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」の合同閣僚監視委員会(JMMC)が供給を制限する現行の政策を維持すると表明したことが材料。
前日はマクロ経済見通しの悪化や燃料需要の減少が意識され、ともに5ドル超下落していた。
0040GMT(日本時間午前9時40分)時点で、北海ブレント先物は0.11ドル高の1バレル=85.92ドル、米WTI原油先物は0.07ドル高の84.29ドル。
JMMCは4日、オンライン形式で会合を開き、サウジアラビアとロシアが実施している供給制限に認識を示した上で、現行の政策を維持すると表明した。
ナショナル・オーストラリア銀行のアナリストはリサーチノートで、「第4・四半期を通じて供給逼迫が続く見通しだ。価格が軟化しており、OPECが供給制限を緩和する可能性は低下するだろう」と述べた。