David French
[17日 ロイター] - 米天然ガス採掘・生産のチェサピーク・エナジーは、同業サウスウエスタン・エナジーに買収を打診している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
実現すれば統合後の合計時価総額はEQTを抜いて米国の天然ガス採掘・生産企業トップに躍り出る。
両社はまだ予備的な交渉の段階にあり、合意に達する保証はない。関係者の話では、チェサピークは他の案件を模索し、最終的に別の相手と話し合いを進めていく可能性もあるという。
チェサピークは破産申請に伴う再建を果たした2021年以降の2年間、幾つかの小さな買収を手がけてきたが、サウスウエスタンは企業規模がほぼ同じ。債務込みの評価額はチェサピークが約130億ドル、サウスウエスタンが120億ドルだ。
両社は事業拠点も近い。サウスウエスタンの主要生産地域はアパラチアのシェール層とルイジアナのヘイネスビルで、チェサピークもこの地区で操業している。