Hadeel Al Sayegh Yousef Saba
[ドバイ 7日 ロイター] - サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコが7日発表した第3・四半期純利益は前年同期比23%減の326億ドルだった。原油安と販売減を受けたが、影響は生産ロイヤリティの減少によって一部相殺されたという。
同社が提供したアナリスト12人の予想(318億ドル)を上回った。
0900GMT(日本時間午後6時)時点で株価は0.6%高。年初来では約15%上昇している。
売上高は1130億9000万ドルで前年同期の1449億9000万ドルから減少。ロイヤリティ・その他税金支払いは147億ドルで243億ドルから減少した。
アラムコは、業績に関係なく支払われる四半期基本配当が195億ドルと発表。2022年と今年1─9月の業績に基づき、98億7000万ドルとなる2回目の業績連動配当は第4・四半期に支払われる。
同社は「エネルギー需要は中長期的に増加する可能性が高い」と指摘。「自社史上最大の資本プログラムを通じた」投資を継続すると表明した。
第3・四半期の設備投資は前年同期の90億ドルから110億ドルに増加した。
ただRBCは、アラムコが今年の設備投資見通しを従来の450億─550億ドルから480億─520億ドルにレンジを狭めたと指摘した。