[シンガポール 28日 ロイター] - 原油先物は28日上昇している。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟国で構成する「OPECプラス」の会合を前に減産期待が高まっている。
北海ブレント先物は0152GMT(日本時間午前10時52分)時点で0.45ドル(0.6%)高の1バレル=80.43ドル。米WTI先物は0.43ドル(0.6%)高の75.28ドルだった。
OPECプラスは30日にオンライン形式で閣僚会合を開き、2024年の生産目標について協議する。
オーストラリア・アンド・ニュージーランド銀行(ANZ)は顧客向けリポートで「原油はOPECの生産枠引き下げに関する報道を受けて序盤に急伸した」と説明した。
OPECプラスは22日、閣僚級会合を30日に延期すると決めた。原油価格の下落を懸念するサウジアラビアが加盟国に24年の追加減産を求めているのに対し、アフリカ諸国などが反発を強めているとみられる。ただ関係筋が24日明らかにしたところによると、その後妥協案に近づいているという。