[モスクワ 17日 ロイター] - ロシアは、原油輸出削減量をこれまでの合意から12月にさらに日量5万バレル、あるいはそれ以上拡大する可能性がある。同国の主要3通信社が17日、ノバク副首相の発言を伝えた。
ノバク氏は、今年すでに合意している日量30万バレルを超えて削減を進めると表明。今月に追加削減するとし、「日量5万バレルかそれ以上になる可能性がある」と述べた。
ロシアは5─6月の輸出量から日量30万バレルの削減を今年末まで継続するとしている。
また今月には、来年第1・四半期に日量50万バレルに削減を拡大することで合意した。
ノバク氏は石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」の合意により、今年のロシアの石油輸出量は、2億4700万トンとされる国内主要マクロ経済予測を下回ると述べた。