Stephanie Kelly
[ニューヨーク 27日 ロイター] - 米国時間の原油先物は約2%下落した。海運に要衝である紅海でイエメンの親イラン武装組織フーシ派による商船攻撃が続いているにもかかわらず、海運大手の間で運航を再開する動きが出ていることが注目されている。
清算値は、北海ブレント先物が1.42ドル(1.8%)安の1バレル=79.65ドル、 米WTI先物が1.46ドル(1.9%)安の74.11ドル。前日は共に2%を超えて上昇していた。
この日はデンマークの海運大手APモラー・マースクが、今後数日から数週間の間に、スエズ運河と紅海を経由してコンテナ船を数十隻運航することを計画していると明らかにした。
フランスの海運大手CMA・CGMも紅海の運航を再開すると発表した。
インベステックのコモディティ部門責任者、カラム・マクファーソン氏は「海軍によるパトロール強化や海運会社による(紅海)迂回で攻撃の発生が少なくなるか、様子を見る必要がある」と述べた。