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フーシ派、紅海で船舶2隻にミサイル発射 船体損傷も人的被害なし

発行済 2024-02-06 18:42
更新済 2024-02-07 13:18

[6日 ロイター] - イエメンの親イラン武装組織フーシ派は6日、紅海で2隻の船舶にミサイルを発射したと表明した。2隻とも船体に損傷を受けたが負傷者は報告されていない。

フーシ派の報道官は、マーシャル諸島船籍の「スター・ナシア」とバルバドス船籍の「モーニング・タイド」にミサイルを発射したと表明。それぞれ米国と英国の船舶だとしている。

ギリシャ海運当局によると、スター・バルク・キャリアが管理するギリシャ所有のスター・ナシアは1115GMT(日本時間午後8時15分)に爆発によって損傷した。また、爆発の原因が機雷なのかロケット弾なのかは不明とした。

米中央軍はフーシ派がスター・ナシアに向けミサイル3発を発射し、近くで活動していた米海軍の艦艇がうち1発を迎撃したとX(旧ツイッター)に投稿。スター・ナシアは運航可能な状態で、目的地に向け航行を続けているとした。

英国海運貿易オペレーション(UKMTO)と英海上警備会社アンブレイは、イエメンのアデン港の南西沖にいたギリシャ所有の貨物船周辺で爆発があったと報告。同船は米国を出発後、インドを目指していたという。

調査会社タンカートラッカーズ・ドット・コムは同船が米国産石炭を運んでいたとしている。

また、アンブレイによると、英国企業が所有するバルバドス船籍の貨物船が紅海で無人航空機の攻撃を受け損傷した。負傷者は報告されていない。船は回避行動を取り、航行を続けているという。

モーニング・タイドを所有する英海運企業はロイターに、現時点で問題なく航海していると述べた。米中央軍によると、フーシ派が発射したミサイル3発が同船の周辺水域に着弾したが、船体に損傷はなく、負傷者もいないという。

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