Colleen Howe
[北京 26日 ロイター] - アジア時間26日の原油先物は続落。米利下げが予想を上回るインフレを背景に先送りされるとの見方が引き続き相場の重しとなっている。
0121GMT(日本時間午前10時21分)現在、北海ブレント先物は0.34ドル安の1バレル=81.28ドル。米WTI先物は0.33ドル安の76.16ドル。
ANZのアナリストは調査ノートで、新規材料が不足する中で原油安になっていると指摘。石油輸出国機構(OPEC)の減産や地政学的リスクの高まりといった強材料と、中国の需要低迷という弱材料との板挟みになっているとした。
イエメンの親イラン武装組織フーシ派は紅海で船舶への攻撃を続けているが、イスラエルとイスラム組織ハマスとの戦闘は原油供給を大きく制約する要因にはなっていない。
ANZのアナリストはまた、米国の原油備蓄量について、製油所がメンテナンス後に稼働を再開するのに伴い、今後数週間で減少に転じる可能性があり、これが価格を下支えする可能性があると予想した。