猛暑の影響で冷房の使用が広まり、米国では月曜日、1時間あたりの電力需要が過去最高を記録した。
ピーク時の電力需要は日本時間午後6時ごろに約743,995メガワットに達し、2022年7月20日に記録された過去最高の742,704メガワットを上回る可能性がある。米エネルギー情報局（EIA）は2016年からこのデータを追跡している。
月曜日の同国の平均気温は華氏約82.1度で、2023年7月27日の華氏82.2度以来最も暖かかった。これは、2018年から入手可能なLSEGのデータに基づくと、2022年7月20日に記録された華氏83.0度の平均気温に近い。
ニューヨークとシカゴは華氏91度、ロサンゼルスは華氏83度、ヒューストンは華氏95度、フェニックスは灼熱の華氏109度を記録するなど、主要都市は猛暑に直面した（AccuWeatherの報道による）。
火曜日の予報では、ニューヨークは華氏97度、フェニックスは華氏110度まで上がる可能性があるという。
LSEGの価格データによると、気温の高騰により、ニューイングランドやペンシルベニア、ニュージャージー、メリーランドといった地域では翌日の電力価格が急騰し、150％以上の上昇で1月以来の最高値を記録した。
この猛暑を受け、全米の送電網管理者は先週から猛暑警報を発令している。すべての発電所と送電線が稼働できるよう、エネルギー会社に対し、不要不急のメンテナンスを遅らせるよう勧告した。
極端な気温にもかかわらず、送電網管理者は節電要請や輪番停電のような厳しい措置をまだ実施しておらず、電力使用量が過去最高を更新することも予想していない。
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