アプリックスグループ(旧名:アプリックスIPホールディングス)は、同社、連結子会社11社により構成される。【事業内容】同社は世界中で多くの人々が利用する携帯電話やパーソナルコンピュータ等の民生用電子機器に向け優れたソフトウェア基盤技術を研究開発し販売することを中核事業に据え、その技術を利用する多種多様の魅力的なコンテンツ・サービスを世界中の人々に届ける事業を展開している。更に、M2M市場等にも革新的な技術やサービスを提供する一方で、携帯電話向けゲームを、アニメーション映画、小説、グッズ等の企画・制作へと展開する総合エンターテインメントの創出に同社のソフトウェア技術を駆使して競争優位性を確保する等、優れたソフトウェア基盤技術を核とした多様なソリューションやサービスの企画・開発を行う。現在、中核事業の主力製品となっている組み込み向けJavaプラットフォーム「JBlend」は、Java言語で作成されたゲームやGPSナビゲーション等のアプリケーションを実行するためのソフトウェア基盤技術で、日本をはじめとして欧米で普及する。国内の携帯電話市場においては、既に9割以上の高い搭載率となる。M2M市場向けには、携帯電話向けに開発した「JBlend」のノウハウを基に、M2M機器に向けJava言語で作成されたアプリケーションを実行するための超小型で高性能なソフトウェア基盤技術「WirelessIDEA」の供給を開始し、更に、同社が独自開発したスマートグリッド(次世代送電網)向けの新たなソフトウェア基盤技術「picoJBlend」が、政府主導で送電網の次世代化が推進されている米国市場において採用される等、既に海外市場を中心にこれら新しいソフトウェア基盤技術を提供する。同社グループのコンテンツ・サービス等事業においては、携帯電話公式サイト向けコンテンツ・サービスや、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(以下「SNS」)向けに多彩なジャンルのソーシャルアプリ等を企画・開発・配信・運営し、安定した収益基盤を確立するとともに、携帯電話ゲーム市場において年齢、性別を問わず幅広い支持層を獲得している強みを活かして、大ヒット作品となる新規コンテンツの開発に取り組む。アニメーション制作事業においては、TVや劇場版アニメーションの制作、自社版権によるアニメーションを中心としたコンテンツの企画・プロデュース・制作、加えて各種媒体向けの映像等、アニメーション映像を中心としながら、それにとどまらないマルチメディアなコンテンツの企画・制作を行う。M2M市場向けには、同社グループが開発した優れたソフトウェアにモジュールや半導体といったハードウェアの付加価値を加えることで、世界中のあらゆる民生用電子機器や生活家電を容易にクラウドに接続するソリューションの企画・開発を行う。