上海総合指数<.SSEC> 前営業日比 売買代金概算
大引け 2838.857 55.681安 1578.7億元(上海A株)
高値 2891.052
安値 2824.121
前場終値 2860.924 33.614安 860.4億元(上海A株)
寄り付き 2852.478 42.060安
前営業日終値 2894.538 119.875安 2205.9億元(上海A株)
ハンセン指数<.HSI>
大引け 23214.46 478.56安 1030.4億香港ドル
高値 23618.24
安値 23192.49
前場終値 23532.94 160.08安 535.3億香港ドル
寄り付き 23432.23 260.79安
前営業日終値 23693.02 334.16安 1018.8億香港ドル
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[香港 17日 ロイター] 17日の上海株式市場は薄商いのなか続落し、1カ月ぶ
り安値水準で引けた。当局が一段の引き締め策を講じるとの警戒感から、中国石油化工
(シノペック)<600028.SS>など資源関連株に売りが出た。
上海総合指数<.SSEC>終値は55.681ポイント(1.92%)安の2838.85
7。
同指数は12日に大幅下落してから11%下げている。
アナリストは、株価指数が250日移動平均を割り込んだことから、短期的には下げ基
調が続くと予想している。
中国では、食料価格の上昇を受けて、米マクドナルド
タイ・フック・アセット・マネジメントのダニー・ヤン氏は「中国は、インフレ抑制お
よび過度な流動性の削減、投機資金の管理に今回は本気だというメッセージを送っている」
と指摘。中国本土でのインフレ懸念に加え、米連邦準備理事会(FRB)がQE2(量的
緩和第2弾)の規模を縮小するとの不安が投資家を株式市場から遠ざける可能性があり、
上海・香港市場の値固め局面は年末まで継続することもあり得る、との見方を示した。
上海市場の売買代金は前日から大きく減少し、10月の株価上昇が始まる前の水準とな
った。
ドル高でコモディティ需要が弱まるなか、鉱山株が売られた。西部砿業<601168.SS>は
7.1%安、紫金鉱業<601899.SS>は1.9%安となった。
石油株も指数を圧迫し、シノペックは2.1%、中国石油天然ガス(ペトロチャイナ)
<601857.SS>は1.9%、それぞれ下落した。
香港市場は4日続落。今週にも中国の引き締め策が実施されるとの観測が強まっている。
ハンセン指数<.HSI>は478.56ポイント(2.02%)安の2万3214.46と、
約3週間ぶりの安値で引けた。
ハンセン中国企業株指数(H株指数)<.HSCE>終値は316.24ポイント(2.40
%)安の1万2876.34。
食料関連株が売られた。食肉加工・流通会社の中国雨潤食品集団<1068.HK>は3.1%
安、即席めんメーカーの康師傅<0322.HK>は3.9%安、蒙牛乳業<2319.HK>は2.1%安。
石油、金など原材料価格の下落を背景に、石油、金属など資源銘柄が値を下げた。石炭
大手の神華能源<1088.HK>は3.8%、中国のアルミ最大手、中国アルミ(チャルコ)
<2600.HK>は3.2%、それぞれ下落した。