ティア (T:2485)は7日、2019年9月期第1四半期(18年10-12月)連結決算を発表した。
売上高が前年同期比8.2%増の32.66億円、営業利益が同17.6%増の4.61億円、経常利益が同15.9%増の4.51億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同16.3%増の3.08億円となった。
直営・フランチャイズ出店による徹底した差別化戦略を展開した。
中長期目標200店舗体制の実現とその後の持続的な成長を目指すべく2021年9月期を最終年度とする中期経営計画を策定し、推進した。
新規出店は、直営は名古屋市内に「ティア猪高」を開設、また東京都内向けの出店モデルである葬儀相談サロンとして「ティア根津」を開設した。
これにより直営59店舗、フランチャイズ45店舗の合計104店舗となった。
葬祭事業の売上高は前年同期比8.5%増の31.73億円、営業利益は同15.7%増の6.73億円となった。
各種会館イベントや提携団体・企業向けの営業等を積極的に取り組み、「ティアの会」会員数の拡大を図った。
葬儀件数は、既存店の件数が増加したのに加え、新たに開設した会館の稼働により、前年同期比8.5%増の2,705件となった。
葬儀単価は、祭壇単価が上昇したものの葬儀付帯品等の単価が低下し、前年同期比0.4%減となった。
フランチャイズ事業の売上高は前年同期比3.0%減の0.93億円、営業利益は同16.3%減の0.18億円となった。
フランチャイズの会館が前年同期比2店舗増加したものの、ロイヤリティ収入の減少に加え、フランチャイズ会館向け物品売上の反動減があった。
2019年9月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比4.7%増の128.85億円、営業利益が同16.9%減の11.00億円、経常利益が同18.5%減の10.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同21.9%減の7.00億円とする期初計画を据え置いている。