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蘭ING、第2四半期83%増益 金利上昇や不良債権引当金減少で

発行済 2023-08-03 18:55
更新済 2023-08-03 19:00

[3日 ロイター] - オランダ最大手の銀行INGグループが3日発表した第2・四半期決算は、金利上昇や不良債権引当金の減少などが寄与し、予想を上回る83%の増益となった。

純利益は21億6000万ユーロ(23億6000万ドル)。アナリストの予想は16億4000万ユーロだった。

スティーブン・ファンレイスウェイク最高経営責任者(CEO)は、「現在の金利環境が、リテールとホールセールの両金融事業の収益を向上させた。リテールは全体的に預金の増加が続いた」と述べた。

貸倒引当金繰入額は9800万ユーロで前年同期の2億0200万ユーロから減少。平均的な貸出債権のリスクコストは13ベーシスポイント(bp)から6bpに低下した。

純金利収入は19.8%増の40億6000万ユーロ。

普通株式等Tier1比率(CET1比率)は0.1ポイント上昇し14.9%。コンセンサス予想の14.6%を上回った。

KBCは顧客向けメモで、決算は非常に良い内容で、株主還元が拡大する可能性があると指摘した。

リテールの手数料収入は減少。ドイツでの住宅ローン仲介手数料の減少、ベルギーの代理店への支払い手数料の増加、昨年のフランス・リテール事業の撤退などが影響した。

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