[ロンドン 25日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は25日、ウクライナ侵攻に必要な物資などの調達を円滑に進める調整会議の初会合を開き、ウクライナにおける軍事行動に関する意思決定を迅速化する必要があるという認識を示した。
プーチン大統領は先週、政府当局者や地方当局者などで構成し、ミシュスチン首相を議長とする調整会議を新たに設置。初会合で、軍備増産と医療・後方支援の拡充に、政府組織と地域の連携強化が必要と述べた。ただ、詳細については明らかにしなかった。
ミシュスチン首相は「防具の増産に向けた取り組みを強化する必要がある」とし、ロシア軍の兵士の装備が不足しないよう、中小企業を含めたあらゆる業者の製造能力を用いて軍事用装備を製造しなければならないとの考えを示した。
プーチン大統領が予備役の部分動員を開始する前から、動員される兵士が自費で防具を購入せざるを得ない事態などに対し、ソーシャルメディアに不満を示す投稿が相次いでいた。