ブラックフライデーがやってきました! 最大60%割引InvestingProをお見逃しなく 特別セールを請求する

街角景気、8月は+2.8ポイント 家計・企業・雇用全てで改善

発行済 2020-09-08 14:28
更新済 2020-09-08 16:18
© Reuters. 現状判断DIは前月比2.8ポイント上昇=8月景気ウオッチャー調査

[東京 8日 ロイター] - 内閣府が8日に発表した8月の景気ウオッチャー調査では、景気の現状判断DIは43.9と、前月から2.8ポイント上昇した。上昇は4カ月連続。企業動向関連、雇用関連、家計動向関連全てでDIは上昇した。

内閣府は、景気ウオッチャー調査の判断の表現を「新型コロナウイルス感染症の影響による厳しさは残るものの、持ち直しの動きがみられる」に据え置いた。8月は7月に比べて新型コロナウイルスの新規感染者数の増加傾向が緩やかになったことを踏まえ、先行きについては「感染症の動向を懸念しつつも、持ち直しへの期待がみられる」とした。

家計関連動向は前月から2.0ポイント改善した。うちサービス関連では「県民割引やGoToトラベルキャンペーンなどの宿泊補助金制度のおかげで、露天風呂付き客室をはじめ単価の高い部屋の稼働が良い」(北陸)などの声が聞かれた一方、「GoToトラベルキャンペーンのスタートはまずまずだったが、感染者の増加により沖縄方面の取り消しが増え、東京除外も大きく影響している。海外の観光旅行は全く見通しが立たない」(九州)など、地域によって新型コロナの影響が色濃く出たとのコメントもあった。

企業動向関連は前月から3.3ポイント改善したが、上昇幅は前月ほど大きくなかった。自動車関連が好調で、企業からは「売り上げは前年同月の水準には達してはいないが、完成車メーカーが生産を始めたため、3カ月前のどん底であった時期と比べると8割ほど増加した」(東海)などの声が聞かれた。

雇用関連は前月から7.4ポイント改善。「3カ月前の状況から比べると、厳しいながらも少しずつ新型コロナウイルスとの共存に向けて、努力している企業が増えていると感じる」(近畿)という声が聞かれた一方、「観光客やビジネスマンの往来が少ないため、宿泊業は大打撃を受けている。飲食店はランチ客が増加傾向にあるが、求人を出すまでの忙しさにはなっていない」(北海道)と、業種や業界によって状況が異なっている。

© Reuters. 現状判断DIは前月比2.8ポイント上昇=8月景気ウオッチャー調査

2─3カ月先をみる先行き判断DIは42.4で、前月比6.4ポイント上昇した。

(浜田寛子 編集:田中志保)

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます