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東京外為市場・15時=ドル80円後半に下落、対ユーロではドル買い戻し

発行済 2010-11-09 15:40

        ドル/円   ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 80.94/96  1.3859/61  112.17/22

正午現在   80.79/81  1.3884/88  112.19/24 

午前9時現在 81.09/12  1.3865/68  112.44/48

NY17時現在 81.18/20  1.3918/22  112.97/02

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 [東京 9日 ロイター] 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時時点

から下落し、80円後半で推移している。昼近くまで81円前半で動意に乏しい値動きが

続いたが、81円付近にあったストップロスをつけたことをきっかけに81円を割り込ん

だ。一方、ユーロ/ドルでは欧州周辺国のソブリンリスクを意識してドルの買い戻し地合

いが続いた。ユーロは一時、1.38ドル前半まで売られ、きょうの高値から100ポイ

ント近く水準を切り下げた。

 <ソブリンリスク意識しユーロ/ドルでドル買い戻し続く>

 きょうも引き続き、ユーロ/ドルでのドル買いが先行した。アイルランドの予算をめぐ

る採決が迫るなか同国の政局が膠着状態に陥るとの懸念が台頭し、8日の欧州債券市場で

はアイランド国債10年物の利回りがユーロ導入以来の最高水準を更新し

ている。欧州周辺国のソブリンリスクが意してドル売りポジションを手仕舞う動きが続い

た。

 ユーロ/ドルは朝方、ストップロスを巻き込む形で1.39ドル前半から1.38ドル

後半まで急落。いったん下げ渋ったものの、戻りが非常に鈍く、午後2時半を過ぎてさら

に売り直され、1.3836ドルまで下値を切り下げた。きょうの高値(1.3928ド

ル)からは100ポイント近い下げになった。

 グローベックス市場の米国株先物や上海総合指数<.SSEC>が軟調となるなど、全般にリ

スク回避地合いが広がったこともあり「ユーロは、チャート的には1.37ドル付近まで

下値余地がある」(クレディ・アグリコル銀行外国為替部ディレクター、斉藤裕司氏)と

の声が上がっている。

 <ドル/円は81円割れ、ストップロス巻き込む>

 ドル/円は81円前半でもみあったあと、昼前に突然売りが強まった。中国外為管理当

局が投機的な資本流入抑制のための規則を発表したことをきっかけに「リスク回避でクロ

ス円が売られ、ドル/円を圧迫した」(国内銀行)との声が聞かれた。「上海総合指数が

下げたこともリスク回避につながり、ドル/円は81円付近にあったストップロスを巻き

込んで下げ幅を広げた」(クレディ・アグリコル銀行、斉藤氏)という。

 ただ、目先のストップロスをつけ終わると下げ渋り、81円前後まで切り返した。市場

では80.60円付近の節目が意識されており、これを割り込まなかったことで買い戻し

が入ったという。「80.60円を割り込むと、ドルが再び80円割れを意識する展開に

なる可能性もあった」(みずほ証券グローバルエコノミスト、林秀毅氏)という。

 <G20前に中国は投機的な資本流入をアピール>

 ドル/円売りのきっかけになったのは中国の資本流入抑制策だったが、11日からの

20カ国・地域(G20)首脳会議を前にこうした対策を発表した背景について、日興コ

ーディアル証券エコノミストの白岩千幸氏は「中国が投機的な資本流入に本当に困ってい

るということがまずある」と指摘。さらに、国際世論は現在、人民元をめぐる介入批判か

ら米大規模緩和によるドル安批判にシフトしつつある。「中国もドル安批判を展開してお

り、これによる資本流入で困っていることをアピールする意味もありそうだ。これは新興

国に共通の悩みであり、中国が先進国に対して急速なマネーフローによる支障をアピール

し是正を求めることで新興国の支持を集め、中国の国際的な地位を高めることにもつなが

るという判断ではないか」(白岩氏)としている。

 (ロイター日本語ニュース 松平陽子)

※( ロイターメッセージング:yoko.matsudaira.reuters.com@reuters.net 

E-mail:yoko.matsudaira@thomsonreuters.com; 03-6441-1795)

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