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日米の注目経済指標:米雇用統計改善ならばドル高持続

発行済 2015-08-01 14:54
更新済 2015-08-01 15:00
日米の注目経済指標:米雇用統計改善ならばドル高持続
8月3日-7日に発表予定の主要経済指標のポイントは次の通り。
■3日(月)午後9時30分発表 ○(米)6月PCEコア指数-予想は前年比+1.2% 参考となる5月実績は+1.2%。
賃金上昇は抑制されており、コア指数の上昇率は1%台前半の水準が続いている。
6月については、個人消費の動向に大きな変化が生じていないことやエネルギー価格の安定などを考慮すると、上昇率は1%台前半の水準にとどまる見込み。
■5日(水)午後9時30分発表 ○(米)6月貿易収支-予想は-422億ドル 参考となる5月実績は-418.7億ドルだった。
6月については、輸入額はやや減少するが、ドル高の影響で輸出は伸び悩む可能性がある。
欧州やアジア地域の成長鈍化の影響を多少受ける可能性もあり、赤字額は5月水準をやや上回る可能性がある。
■7日(金)決定会合の終了予定時刻は未定 ○(日)日本銀行金融政策決定会合-予想は金融政策の現状維持 日本銀行の黒田総裁は前回会合後に行われた記者会見で「2%程度の物価目標は2016年度前半頃に達成する可能性が高いとの見通しに変わりはない」と述べており、追加緩和の必要性は高まっていないことを示唆した。
経済・物価見通しについては前回の会合で下方修正されたが、エネルギー価格下落の影響は今後薄れると予想されており、金融政策は当面現状維持の可能性が高い。
■7日(金)午後9時30分発表 ○(米)7月雇用統計-予想は非農業部門雇用者数は前月比+22.5万人、失業率は5.3% 参考となる6月実績は、非農業部門雇用者数が前月比+22.3万人、失業率は5.3%だった。
労働市場の穏やかな改善は続いており、7月の非農業部門雇用者数は20万人を超える増加となる見込み。
失業率は6月と同じ5.3%と予想されるが、求職者数増加の可能性が指摘されており、若干上昇する可能性がある。
その他の主な経済指標の発表予定は、3日(月):(米)6月個人所得・支出、(米)7月ISM製造業景況指数、5日(水):(米)7月ADP雇用統計、(米)7月ISM非製造業景況指数。

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