■株主還元
サイネックス (T:2376)は株主還元については配当をもって行うことを基本とし、安定的な利益配分を年1回、継続して行うことを基本方針としている。
金額については、業績などを総合的に勘案して適切な配当を実施するとしている。
2017年3月期について同社は、前期比2.5円増配の12.5円の配当予想を公表している。
予想1株当たり利益は87.86円であり、これに基づく配当性向は14.2%となる。
同社の配当性向が日本企業の平均と比べて低いことや、同社自身が株主還元を重視している点を踏まえれば、今後、現実に業績が予想を上回ってくれば、一段の増配がなされる可能性は十分にあると考えられる。
同社はまた、個人投資家層の充実を目的に、株主優待制度も実施している。
内容は、毎年3月31日現在の株主名簿に基づき、保有株式数に応じて500円のQUOカードを1枚~4枚贈呈するというものだ。
2016年3月末時点では所有者別内訳において「個人・その他」の保有比率が37.8%となっており、一定の効果を発揮していると思われる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
サイネックス (T:2376)は株主還元については配当をもって行うことを基本とし、安定的な利益配分を年1回、継続して行うことを基本方針としている。
金額については、業績などを総合的に勘案して適切な配当を実施するとしている。
2017年3月期について同社は、前期比2.5円増配の12.5円の配当予想を公表している。
予想1株当たり利益は87.86円であり、これに基づく配当性向は14.2%となる。
同社の配当性向が日本企業の平均と比べて低いことや、同社自身が株主還元を重視している点を踏まえれば、今後、現実に業績が予想を上回ってくれば、一段の増配がなされる可能性は十分にあると考えられる。
同社はまた、個人投資家層の充実を目的に、株主優待制度も実施している。
内容は、毎年3月31日現在の株主名簿に基づき、保有株式数に応じて500円のQUOカードを1枚~4枚贈呈するというものだ。
2016年3月末時点では所有者別内訳において「個人・その他」の保有比率が37.8%となっており、一定の効果を発揮していると思われる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)