[ワシントン 25日 ロイター] - 米下院民主党の進歩派議員連盟「プログレッシブ・コーカス」は、ロシアのウクライナ侵攻についてバイデン大統領に交渉による解決を促した書簡を取り下げた。党内の反感を考慮した。議連の会長であるジャヤパル議員が25日発表した。
ジャヤパル氏は書簡は数カ月前に作成されたもので、スタッフが吟味することなく発表してしまったと述べた。
24日に公表された書簡には同議連から30人が署名したが、民主党内では中間選挙を2週間後に控えるタイミングでの公表に不満の声が上がった。
サラ・ジェイコブス議員は「外交ではタイミングが全てだ。6月30日に私は署名したが、それから多くの変化があった。きょうであれば署名しないだろう」と述べた。
同じく書簡に署名したジェイミー・ラスキン議員も声明で「残念なタイミング」での公表だったとし、取り下げられのは何よりだと述べた。
ルーベン・ギャレゴ議員は「ロシアは外交を認めず力が全てと考えている」と反発。ウクライナを自由で民主的な国として存続させたいなら、その戦いを支援しなければならないとコメントした。