■業績動向
(2)事業セグメント別動向
a)ダイレクトマーケティング支援事業
ダイレクトマーケティング支援事業の売上高は前年同期比14.5%増の16,554百万円、営業利益は同36.0%増の797百万円となったこのうち、主力のテレビ事業の売上高は前年同期比14.1%増の16,448百万円と好調に推移した主要顧客上位5社の売上合計は前年同期比横ばいの8,022百万円にとどまったものの、中堅クラスの顧客の出稿意欲が全般的に旺盛だったほか、取引開始から2年以内の新規クライアントの売上高も前年同期比で32%増の2,302百万円と好調に推移した新規クライアントの売上構成比率も着実に上昇しており、トライステージがここ数年取り組んできた新規顧客の開拓強化により、顧客の裾野が着実に広がってきていることがうかがえるまた、利益面でも放送枠効果実績に基づいた適正な価格での仕入販売と、顧客ごとに最適な放送枠の選定を推進してきたことで、粗利益率が安定化し、大幅増益につながった営業利益率で見ると前年同期の4.1%から4.8%に上昇している
WEB事業の売上高は前年同期比181.1%増の61百万円となった顧客企業のマーケティング予算配分の最適化とROI改善を目指して、テレビがWEBに与える貢献度の分析と可視化に取り組むなかで、テレビ通販番組と連動させたWEB広告の提案・販売を推進しており、売上高を着実に伸ばしている
また、海外事業の売上高は前年同期比156.6%増の44百万円となった海外では東南アジア市場においてマルチチャネル型の販売支援サービスを、M&Aを活用しながら立ち上げつつある2016年2月に持分法適用関連会社化したインドネシアのMERDIS(テレビショッピングチャンネル向け卸売事業者、2016年12月に株式を追加取得し子会社化予定)を拠点として今後本格的に展開していく予定で、7月にはタイの大手テレビ通販事業者であるTV Directに出資を行い、タイでの販売拠点を確保した売上高には商品の輸出販売と番組制作料が含まれている
b)ダイレクトメール発送代行事業
ダイレクトメール発送代行事業の売上高は前年同期比39.2%増の5,621百万円、営業利益は50百万円(前年同期は22百万円の損失)となり、子会社化以降半期ベースで初めて黒字化を達成した積極的な営業活動を行った結果、既存顧客からの受注が好調に推移したほか、収益性の高い直接取引の顧客開拓が進んだこと、また、同社との営業連携による成果が出始めたことなどが増収要因となった利益面では、増収効果に加えて、利益率の高い直接取引顧客の増加、既存顧客向けの採算改善、販管費の削減などに取り組んだことが増益要因となった
c)その他事業
その他事業は、2016年3月より子会社化した日本全国の特産品・名産品等を販売する日本百貨店の事業となる売上高は527百万円、営業利益は12百万円、営業利益率では2.4%の水準となった子会社化前の事業規模は2015年3月期の売上高で730百万円だったことから、大きく伸びていることになる子会社化以降、3月に横浜赤れんが、4月に町田、7月に東京駅内に3店舗を新規出店し、いずれも販売が好調に推移しているほか、7月にはオンラインストアもオープンするなど積極的な販売展開を進めたことが奏効した店舗数は現在、8店舗(東京、神奈川)となっており、当面は新規出店を行わずリピート客を増やすことに注力していく方針となっている
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
(2)事業セグメント別動向
a)ダイレクトマーケティング支援事業
ダイレクトマーケティング支援事業の売上高は前年同期比14.5%増の16,554百万円、営業利益は同36.0%増の797百万円となったこのうち、主力のテレビ事業の売上高は前年同期比14.1%増の16,448百万円と好調に推移した主要顧客上位5社の売上合計は前年同期比横ばいの8,022百万円にとどまったものの、中堅クラスの顧客の出稿意欲が全般的に旺盛だったほか、取引開始から2年以内の新規クライアントの売上高も前年同期比で32%増の2,302百万円と好調に推移した新規クライアントの売上構成比率も着実に上昇しており、トライステージがここ数年取り組んできた新規顧客の開拓強化により、顧客の裾野が着実に広がってきていることがうかがえるまた、利益面でも放送枠効果実績に基づいた適正な価格での仕入販売と、顧客ごとに最適な放送枠の選定を推進してきたことで、粗利益率が安定化し、大幅増益につながった営業利益率で見ると前年同期の4.1%から4.8%に上昇している
WEB事業の売上高は前年同期比181.1%増の61百万円となった顧客企業のマーケティング予算配分の最適化とROI改善を目指して、テレビがWEBに与える貢献度の分析と可視化に取り組むなかで、テレビ通販番組と連動させたWEB広告の提案・販売を推進しており、売上高を着実に伸ばしている
また、海外事業の売上高は前年同期比156.6%増の44百万円となった海外では東南アジア市場においてマルチチャネル型の販売支援サービスを、M&Aを活用しながら立ち上げつつある2016年2月に持分法適用関連会社化したインドネシアのMERDIS(テレビショッピングチャンネル向け卸売事業者、2016年12月に株式を追加取得し子会社化予定)を拠点として今後本格的に展開していく予定で、7月にはタイの大手テレビ通販事業者であるTV Directに出資を行い、タイでの販売拠点を確保した売上高には商品の輸出販売と番組制作料が含まれている
b)ダイレクトメール発送代行事業
ダイレクトメール発送代行事業の売上高は前年同期比39.2%増の5,621百万円、営業利益は50百万円(前年同期は22百万円の損失)となり、子会社化以降半期ベースで初めて黒字化を達成した積極的な営業活動を行った結果、既存顧客からの受注が好調に推移したほか、収益性の高い直接取引の顧客開拓が進んだこと、また、同社との営業連携による成果が出始めたことなどが増収要因となった利益面では、増収効果に加えて、利益率の高い直接取引顧客の増加、既存顧客向けの採算改善、販管費の削減などに取り組んだことが増益要因となった
c)その他事業
その他事業は、2016年3月より子会社化した日本全国の特産品・名産品等を販売する日本百貨店の事業となる売上高は527百万円、営業利益は12百万円、営業利益率では2.4%の水準となった子会社化前の事業規模は2015年3月期の売上高で730百万円だったことから、大きく伸びていることになる子会社化以降、3月に横浜赤れんが、4月に町田、7月に東京駅内に3店舗を新規出店し、いずれも販売が好調に推移しているほか、7月にはオンラインストアもオープンするなど積極的な販売展開を進めたことが奏効した店舗数は現在、8店舗(東京、神奈川)となっており、当面は新規出店を行わずリピート客を増やすことに注力していく方針となっている
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)