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23日の香港市場概況:ハンセン0.1%高と3日ぶり反発、素材セクター上げ目立つ

発行済 2017-01-23 18:04
更新済 2017-01-23 18:33
23日の香港市場概況:ハンセン0.1%高と3日ぶり反発、素材セクター上げ目立つ
週明け23日の香港市場は小幅に値上がり。
主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比12.61ポイント(0.06%)高の22898.52ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が11.10ポイント(0.11%)高の9726.82ポイントとそろって3日ぶりに反発した。
売買代金は560億9300万香港ドルと低水準が続いている(20日は560億6200万香港ドル)。


内外の株高が支え。
米企業の業績期待が広がるなか、先週末のNYダウが上昇したことを好感した。
人民元相場の安定や中国人民銀行(中央銀行)の資金供給などで、この日の本土株が続伸したことも追い風となっている。


ただ、米政策動向の不透明感がくすぶるなかで上値は重い。
トランプ新米大統領が20日の就任演説で、「米国ファースト」のスタンスを改めて表明したため、保護主義的な通商政策が打ち出されるとの警戒感が漂った。


業種別では、非鉄やセメント、鉄鋼など素材セクターが高い。
新疆新シン鉱業(3833/HK)が6.9%、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が4.1%、江西銅業(358/HK)が2.0%、中国建材(3323/HK)が6.2%、安徽海螺セメント(安徽コンチセメント:914/HK)が2.7%、鞍鋼(347/HK)が2.4%ずつ値を上げた。


消費セクターも物色される。
カラーテレビ生産の創維数碼HD(スカイワース・デジタル:751/HK)が2.0%高、家電メーカーのTCL多媒体科技HD(TCLマルチメディア:1070/HK)が1.4%高、同じく家電の海爾電器集団(ハイアール電器:1169/HK)が1.2%高、食品メーカーの統一企業中国HD(ユニプレジデント・チャイナ:220/HK)が1.8%高、同業の中国旺旺HD(151/HK)が1.2%高で引けた。




【亜州IR】



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