月曜日、B.ライリー・セキュリティーズはアバカスライフ社（NASDAQ: ABL）の目標株価を従来の16.00ドルから15.00ドルに修正し、同銘柄の買いを再確認した。この修正は、アバカスライフが最近実施した普通株式の公募増資を受けたもので、1000万株が発行され、150万株のオーバーアロットメント・オプションが追加された。この公募増資は先週実施され、当初予想されていた12.00ドルに対し8.00ドルと、当初の予想を下回る価格となった。
B.ライリー・セキュリティーズが共同ブックランナーを務めたこの募集では、オーバーアロットメントが完全に行使された場合、最大9200万ドルの資金調達の可能性があり、これは当初のモデルで予想された1億ドルをわずかに下回る。この募集の結果、同社は財務モデルを調整し、新たな目標株価を設定した。アバカス生命は、調達した資金と引き受けた負債により、さらに1億3800万ドルの保険契約を獲得することが可能となり、20％のマージンに基づき2760万ドルの粗利益を生み出す可能性がある。
B.ライリーのアナリストは、増資による追加営業費用は250万ドルと見積もられ、わずかなものであると指摘した。同社は、新たに取得した資本が複数回再投資されることにより、収益が大幅に増加すると考えており、これはアバカス生命の2025年と2026年の業績予想に反映されている。
同社の戦略は、生命保険契約を購入し、それを資本提供者に売却するというもので、バランスシートを軽くするアプローチを維持している。
さらにアナリストは、追加資金により、アバカス生命はより大型の契約をターゲットにする可能性が高く、すでに平均50％台前半である利ざやがさらに改善する可能性があると強調している。B.ライリーはまた、アバカス生命の子会社であるABLウェルスとABLテックの大幅な成長の可能性も予測しており、ABLテックの予想マージン80％を筆頭に、2026年までに合計2500万ドルの売上高、50％のマージンを見込んでいる。アナリストは、これらの子会社が、利益倍率15倍に基づき、1株当たり2.50ドルの付加価値をもたらすと示唆している。
その他の最近のニュースとしては、生命保険契約の著名な買い手でありオルタナティブ資産運用会社であるアバカス・ライフ社が、エレナ・プレスコ氏を新しい最高資本責任者に任命した。10年にわたる投資経験を持つプレスコ氏は、世界的な投資会社KKRからアバカスに入社し、スペシャルティ・ファイナンス部門で重要な役割を果たした。それ以前の職務、特にJ.P.モルガンの投資銀行部門では、さまざまなM&Aやアドバイザリー取引に貢献した。
プレスコ氏はアバカスにおいて、同社の資本管理戦略を監督し、グローバルな事業拡大を強化する任務を担う。AbacusのCEOであるジェイ・ジャクソンは、プレスコ氏のチームへの加入について楽観的な見方を示しており、彼女の包括的な投資と資金調達の経験は、同社の将来の成長にとって極めて重要な資産であると強調している。
InvestingProの洞察
アバカスライフ（NASDAQ: ABL）は、最近の価格変動に反映されるように、厳しい市場環境を乗り切ってきた。同社の積極的な自社株買い戦略と、今期は純利益の伸びが期待できることから、投資家にとって明るい見通しとなっている。特筆すべきは、アバカス生命の経営陣が同社の収益性に自信を持っていることで、アナリストは今年も黒字を維持すると予測している。また、同社の流動資産は短期債務を上回っており、財務の安定性を懸念する投資家にとって心強い材料となっている。
バリュエーションの観点からは、アバカス生命は現在、2024年第1四半期時点の過去12ヵ月に基づく利益倍率559.48倍で取引されており、将来の利益成長に対する投資家の期待が高いことを示している。株価は直近で下落し、1週間のトータル・プライス・リターンは-14.7%となっているが、過去12ヵ月間の売上高成長率は72.06%と高く、売上総利益率は88.76%となっており、事業の底力を示唆している。さらに、InvestingProによるフェアバリュー予想は11.57ドルで、同社が成長戦略を活用し、市場センチメントを改善できれば、上昇の可能性がある。
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