ホテル専門の不動産投資信託であるRLJロッジング・トラスト（NYSE:RLJ）は木曜日、1億5,000万ドルを上限に普通株式を売却する可能性があることに合意したと発表した。
メリーランド州を拠点とする同社は、この売却はアット・ザ・マーケット・オファリングで行われ、ブロックトレードやニューヨーク証券取引所での売却が含まれる可能性があると述べた。
この契約には、ウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズ、BofAセキュリティーズ、その他数社を含む複数の金融機関が販売代理人またはフォワードセラーとして関与している。
RLJロッジング・トラストは、ウェルズ・ファーゴ銀行やバンク・オブ・アメリカなどの金融機関とも順売契約を締結しており、これらの金融機関は順売契約に対応する借株を売却する。
RLJは借入れ株式の売却から直ちに収益を受け取ることはない。その代わり、同社は先渡売買契約を満期時に現金または株式で決済する予定であり、選択した決済方法によっては収益が発生する可能性がある。この株式分配は、柔軟な方法で必要に応じて資本を調達するという、より広範な戦略の一環である。
販売代理店には、全株式の販売総額の最大2.0%の手数料が支払われる。同様に、フォワード・セラーは、売却された借入株式の売却総額の2.0％を上限とする手数料を受け取る。
この株式は、RLJロッジング・トラストの既存の発行登録書およびSECに提出された目論見書補足書類に基づいて募集されます。同社の顧問弁護士であるHogan Lovells US LLPは、株式売出しに関する法的意見を提供している。
その他の最近のニュースとして、RLJロッジング・トラストは2024年第2四半期の総売上高が3.4%増加、RevPARが2.6%増加したと発表した。
同社はこの成功について、都市部の市場、ビジネス・トランジェント・セグメントにおける好調な業績、および客室以外の収入が6.5％の大幅な伸びを示したためとしている。さらに、RLJロッジング・トラストは、デンバーのホテル・テアトロの買収を発表し、2024年への転換が進展したことを示した。
しかしベアードは、RLJロッジング・トラストの目標株価を前回の12.00ドルから11.00ドルに引き下げ、アウトパフォームのレーティングを維持している。
この調整は、RLJのファンダメンタル業績、特に都市部の不動産と北カリフォルニアの持続的な課題による業績が期待を満たしていないことによる。
このような課題にもかかわらず、ベアードはRLJロッジング・トラストがより広い市場よりも良い業績を上げる可能性があると見ている。同社の通期ガイダンスの更新は、強固なバランスシートと収益管理への注力を背景に、軟化する経済を乗り切る準備が整っていることを反映している。見通しには、ホテルEBITDAが3億8,250万ドルから4億250万ドル、希薄化後1株当たり調整後FFOが1.45ドルから1.58ドルが含まれている。
インベスティングプロの洞察
RLJロッジング・トラストが最近発表した1億5,000万ドルを上限とする普通株売却の可能性に鑑み、同社の現在の財務指標と市場パフォーマンスを検討することは注目に値する。InvestingProのリアルタイムデータによると、RLJロッジング・トラストの時価総額は約14.7億ドルで、PERは36.25と高い利益倍率で取引されている。2024年第2四半期現在、過去12ヶ月間で4.32%の緩やかな収益成長にもかかわらず、同社は低い収益評価倍率で取引されている。
インベスティング・プロのヒントは、経営陣の積極的な自社株買い戦略が、同社の価値提案に対する自信を反映している可能性があることを強調している。さらに、同社は14年連続で配当支払いを維持しており、現在の配当利回りは6.45%で、インカム重視の投資家にとって潜在的な魅力があることを示している。興味深いことに、アナリストはRLJが今年黒字になると予測しており、過去12ヶ月間の堅実な収益実績と相まって、投資家は同社の財務の健全性を再確認できるだろう。
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