[フランクフルト 30日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)が先週行った債券買い取りの額は過去最高の約390億ユーロに上った。ECBは新型コロナウイルス対策の一環で、各国国債の買い入れを強化している。
ECBは12日、年末までに1200億ユーロの資産を追加購入すると決定。その後18日には新たな資産買い取り制度である7500億ユーロの「パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)」を導入した。
公的部門証券買い入れプログラム(PSPP)の下、公共部門の債券は過去最大の約200億ユーロ増加した。
PEPPでは内訳が明らかにされていないものの、26日の開始後2日間で156億ユーロを買い入れた。カバードボンドは17億ユーロ、社債は13億ユーロだった。