[ロンドン 1日 ロイター] - テニスのウィンブルドン選手権を主催するオールイングランド・ローンテニスクラブ(AELTC)は1日、6月29─7月12に開催予定だった今年の大会を中止すると発表した。大会中止は第2次世界対戦時に6年休止されて以降、初めてとなる。
AELTCは声明で「新型コロナウイルスの感染拡大に起因する公衆衛生問により、2020年の大会を中止することを決定した」とし、「第134回大会は2021年6月28日─7月11日に開かれる」とした。
他のテニスの四大大会では、5月24日─6月7日開催予定だった全仏オープンは9月20日─10月4日に延期、8月31日─9月14日にニューヨークで開催予定の全米オープンは現在予定通りに開催できるか検討が続いている。
男子テニスのロジャー・フェデラー(スイス)は、今年のウィンブルドン選手権の中止決定を受け「打ちのめされている」としながらも、「現在は困難な時期に直面しているが、われわれは一段と力強くなってこの困難から立ち上がる」とした。
英国の新型ウイルスの感染者数は1日時点で2352人。