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投資家は株式に弱気、コロナ第2波が最大リスク=バンカメ調査

発行済 2020-05-20 01:59
更新済 2020-05-20 02:00

[ロンドン 19日 ロイター] - バンク・オブ・アメリカが19日に公表したファンドマネジャー対象の月次調査によると、投資家は株式や高リスク資産について弱気な見方を示した。新型コロナウイルスの第2波のリスクが残る中で、経済回復も当初予想より遅くなると見通した。

株式相場は3月に急落した後、封鎖措置が緩和されると経済が急回復するとの期待が高まり、2カ月弱で31%高と、値下がりの半分以上を取り戻した。

ただ一部の国で新規感染件数が増えており、期待が後退。この日の調査によると「第2波」が市場の最大リスクとみなされている。そのほか、失業率の高止まりや欧州連合(EU)の分裂もリスクとして挙がった。ただ米国では大規模な金融緩和と財政刺激策が導入され、米国株式相場は他市場をしのいだ。

194人の回答者のうち、75%がU字かW字での回復を見込んでいる。V字回復を見込んでいる回答者は10%にとどまった。V字は経済が急速に落ち込んだ後、同じペースで回復することを意味する。U字は回復に2四半期以上かかることを意味する。W字はいったん回復した後に2番底に入ることを指す。

© Reuters. 投資家は株式に弱気、コロナ第2波が最大リスク=バンカメ調査

多くの投資家は世界経済の成長率が向こう12カ月間はトレンドを下回ると見込んでおり、資産の配分は現金が5.7%と、依然として2月の4%を大幅に上回っている。

5月は米国のテクノロジー銘柄と成長株の取り引きが最も盛んだった。ヘッジファンドの株式のエクスポージャーは15%ポイント増の34%と、18年6月以来の大幅な伸びとなった。

企業の債務不履行のリスクは30%から8%へ減った。

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