[メキシコ市 22日 ロイター] - 中国は、自国で開発された新型コロナウイルスワクチンを中南米・カリブ海諸国が入手しやすくなるよう10億ドルの融資を提供する計画だ。メキシコ外務省が22日明らかにした。
同省の声明によると、中国は中南米・カリブ海諸国の閣僚が参加したオンライン会議で融資を表明した。会議はメキシコのエブラルド外相と中国の王毅外相が主宰し、新型コロナへの対応を巡る協力について議論した。
会議に出席した他の国はアルゼンチン、バルバドス、チリ、コロンビア、コスタリカ、キューバ、ドミニカ共和国、エクアドル、パナマ、ペルー、トリニダード・トバゴ、ウルグアイ。
声明では「(王毅)外相は中国で開発されたワクチンが誰でも入手できる公共の利益になると強調し、この地域の国々による入手を支援するため中国が10億ドルの融資を提供すると表明した」としている。
ワクチンが入手可能となり得る時期などには言及していない。