[ワシントン 27日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コム (O:AMZN)が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)から従業員を守るために適切な措置を講じたかどうかを巡りカリフォルニア州・地方当局が調査に乗り出したことが、法廷文書で27日分かった。
文書によると、同州のバセラ司法長官の事務所と労働安全衛生局、サンフランシスコ公衆衛生局が「アマゾンの慣行を巡る調査」を開始した。
調査は、アマゾンのサンフランシスコ物流拠点に勤務していた従業員が6月11日、同社を相手取り訴訟を起こしたことが背景。訴状によると、アマゾンは従業員に作業服を共有させ、ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)を確保する十分な時間を与えないといった安全性に欠く慣行を続けていたという。
司法長官事務所はコメントを控え、アマゾンや他の政府当局からはコメントを得られていない。