[ローマ 28日 ロイター] - イタリア議会上院は28日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた非常事態宣言の10月15日までの延長を承認した。延長はコンテ首相が提案。29日に下院でも承認されれば、コンテ政権は感染拡大への対応に当たり大きな権限を維持することになる。
コンテ首相は議会で「感染はまだ収束しておらず、非常事態宣言の解除は適切ではない」と述べた。
イタリアは1月31日に期限6カ月の非常事態宣言を発令。コンテ首相は当初は年末までの延長を計画していたが、10月半ばまでの延長で十分との考えを示した。
非常事態宣言の下、感染が急拡大している危険地域の指定や医療用品の供給増などが円滑化される。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200728T205854+0000