[フランクフルト 29日 ロイター] - ドイツ銀行 (DE:DBKGn)が29日発表した第2・四半期決算は、株主に帰属する純損益が7700万ユーロ(約9030万ドル)の赤字だった。新型コロナウイルス危機の中、事業再編コストがかさんだ。損失額は、前年同期の33億ユーロからは縮小した。
貸倒引当金は7億6100万ユーロ。前年同期の1億6100万ユーロから拡大した。
投資銀行部門の収入は46%増と好調で、債券・為替は39%の増収を確保した。
ドイツ銀行は通年の総収入について「実質的に横ばい」の見通しとした。「若干の減少」を見込んでいた従来予想を上方修正した。
ドイツ銀ではこの5年間に損失計上が続いたことを受けて、大々的な事業再編に取り組んでいる。アナリストは、2020年通年の赤字を予想している。