[メキシコ市 28日 ロイター] - メキシコの新型コロナウイルス感染対応の先頭に立っている保健省のウゴ・ロペス・ガテル予防普及担当次官が、過去5日間、新型コロナ感染のため入院していることが分かった。保健関係の当局者が、同国で初の感染者が確認されてからちょうど1年目となった28日に明らかにした。
次官は軽い症状を訴えた後、20日に陽性が判明。現在順調に快復しているという。
同次官はマスクの必要性を軽視し、検査抑制戦略を先導しているとして批判を受けている。
ロイターの算出によると、同国における新型コロナの累計死者数は
18万5715人で、世界で4番目に多い。
国家疾病予防監視プログラムセンター(Cenaprece)のルイ・ロペス所長は、ロペス・ガテル次官は24日、酸素補給が必要になったとの医師団の判断から「早期の入院」措置が取られたと説明。記者会見で、「順調に快復しており、明日にも退院できると期待している」と述べた。