[ワシントン 8日 ロイター] - ペロシ米下院議長は8日、バイデン大統領が提案した1兆9000億ドルの新型コロナウイルス対策法案の上院案を遅くとも10日に下院で再審議すると表明した。
与党・民主党は現行の失業給付上乗せが失効する14日まで成立させたい考え。
上院は6日、先に下院を通過した案に修正を加えた法案を徹夜の審議を経て可決した。下院案に盛り込まれていた最低賃金の時給15ドルへの引き上げは上院では除かれ、失業給付の上乗せも減額された。
修正後の法案は、下院で再可決してからバイデン大統領に送付されることになる。
ペロシ議長は記者団に、下院の採決のタイミングは「上院からいつ法案文書を受け取れるかによる」と述べ、「遅くとも10日午前までに下院で取り上げる」とした。