[ベングリオン空港(イスラエル) 8日 ロイター] - イスラエルのエルアル航空は8日、テルアビブのベングリオン空港で、新型コロナウイルスのワクチン接種を受けていない乗客を対象に米ニューヨーク行き直行便に搭乗する前にウイルス検査を行う試験プログラムを開始した。
搭乗手続き前に15─20分で結果が出る抗原検査を行う。初日の8日は乗客280人のうち112人が対象となり、全員が陰性だった。
ワクチン接種が速いペースで進むイスラエルでは、政府がワクチン接種証明を発行している。また、ベングリオン空港を利用する乗客は全員、搭乗前72時間以内にPCR検査を受ける必要がある。
エルアルのアビガル・ソレク最高経営責任者(CEO)は、これに加えて空港で簡易検査を実施することについて「乗客に3層の保護を提供しようとしている」と述べた。