[フランクフルト 10日 ロイター] - ドイツの予防接種常設委員会(STIKO)のトーマス・メルテンス委員長は10日、ロシアの新型コロナウイルスワクチン「スプートニクV」を支持する姿勢を示した。
同委員長は地元紙ライン・ポストに対し「良いワクチンだ。いずれ欧州連合(EU)で承認されるだろう。ロシアの研究者はワクチン開発で多くの経験を積んでいる」と述べた。
EUの欧州医薬品庁(EMA)は先週、スプートニクVの審査を開始した。EU加盟国のうち、ハンガリー、スロバキア、チェコ共和国の3カ国はスプートニクVをすでに承認、もしくは審査を開始している。
EU当局者は、少なくとも4カ国から要請があれば、ワクチンの購入契約についてEUが交渉を開始する可能性があるとしている。