[北京 2日 ロイター] - 中国のシノバック・バイオテック(科興控股生物技術)は2日、新型コロナウイルスワクチンの第3生産工場の準備が整い、年間生産能力が2倍の20億回分に拡大したと発表した。
同社の広報担当者によると、北京にある第3工場は、ワクチンの生産過程である細胞培養を開始した。この過程は比較的長い時間がかかる可能性がある。
同社はワクチンの生産量が実際に20億回分に達する時期には言及しなかった。
シノバックはこれまでに世界で2億回分超の新型コロナワクチンを供給している。3月22日の発表時点では1億6000万回分だった。
同社はこれまでに世界で推定1億回分超の接種が行われたとしている。