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オミクロン株、22年早々に欧州で支配的に=ECDC

発行済 2021-12-16 00:25
更新済 2021-12-16 01:54
© Reuters. 欧州疾病予防管理センター(ECDC)は15日、新型コロナウイルスのオミクロン変異株が来年早々に欧州で支配的となり、感染者数の増加につながるリスクが「非常に高い」と発表した

[ブリュッセル 15日 ロイター] - 欧州疾病予防管理センター(ECDC)は15日、新型コロナウイルスのオミクロン変異株が来年早々に欧州で支配的となり、感染者数の増加につながるリスクが「非常に高い」と発表した。

報告書で、オミクロン株が22年2月までにデルタ変異株に代わり感染の主流になる可能性が高いと指摘。オミクロン株感染による重症度を評価するにはデータがまだ十分ではないが、デルタ株感染による重症度と同等またはそれ以下だったとしても感染力の強さが問題だとし、「オミクロン株は入院者や死者の増加につながる可能性が非常に高い」とした。

また、ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)措置の強化やワクチンの追加接種(ブースター接種)加速などの追加措置がなければ、感染が広がり医療システムを圧倒する可能性があると警告。現行のデータなどによれば、追加接種は予防効果を高め、短い期間での投与でより高い効果が得られるとした。

欧州委員会のキリヤキデス委員(保健衛生担当)は欧州連合(EU)加盟国は直ちに医療能力の向上を計画すべきと言及。オミクロン株による大きな感染波により今後数カ月は困難な時期になるだろうが、追加接種はその感染波を打ち砕くとした。

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