[ベルリン 9日 ロイター] - ドイツ自動車工業会(VDA)は9日、今年の国内新車販売(乗用車)が7%増の280万台になるとの見通しを示した。
歴史的な低水準となった昨年から回復するが、新型コロナウイルス流行前の水準を依然として下回る見通し。
今年の世界の販売は4%増、欧州の販売は5%増の見通しという。
昨年の国内販売は前年比10%減の260万台と、東西ドイツ統一後で最低となった。
VDAは、電気自動車(EV)に必要なインフラ整備が優先課題だと表明。半導体の生産拡大や充電設備の増設が必要になると指摘した。
充電設備の設置が遅れており、現在のペースでは2030年の充電設備が16万基と、同国の目標である100万基を大幅に下回る見通しという。