[9日 ロイター] - ロイターの集計によると、世界の新型コロナウイルス感染者が9日、4億人を突破した。感染力の強いオミクロン変異株の拡散で、感染者数は約1カ月で1億人増加した。死者数も600万人を超えた。
世界感染者は約5カ月で2億人から3億人に達していた。
多くの国で感染者数の増加ペースは鈍化しつつあるものの、1日当たりの新規感染者数はなお平均200万人を超えている。7日平均の死者数も過去5週間で70%急増した。
7日平均で感染者数が最も多かった上位5カ国は米国、フランス、ドイツ、ロシア、ブラジルで、世界の新規感染者数の約37%を占めた。また、世界新規感染者のほぼ半分が欧州諸国で報告されている。
米国は最多で、3日ごとに1日当たり100万人の新規感染者が報告されている。累計の死者は先週末時点で90万人を突破した。
フランスでは1日当たりの新規感染者が7日間平均で21万人超となっている。累計の感染者は先週2000万人を超えた。
インドでは4日時点で、累計の死者が50万人を突破した。
「アワー・ワールド・イン・データ」によると、世界人口の約62%が少なくとも1回目の新型コロナワクチンを済ませている。しかし低所得国で1回目接種を受けた人は11%程度にとどまっている。