[上海/北京 3日 ロイター] - 中国・上海で1カ月余りに及んだ新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)が一部緩和され、3日には散歩や買い物など短時間の外出が許可された。一方、首都北京は、上海のような感染拡大を回避するべく対策を厳格化させている。
ソーシャルメディアに投稿された写真では、郊外を散歩する上海市民の姿や、営業を再開したスーパーマーケットで行列ができている様子が確認された。それでも多くの住宅地では、各世帯から1人ずつ最長3時間までしか外出できない。
1日当たり数十人の新規感染者が確認されている北京は、感染者の発見・隔離に向けた大規模な検査や、一部企業などの閉鎖に乗り出している。市の教育関係者によると、5月4日まで5日間にわたる労働節休暇の後も、少なくとも1週間は学校を閉鎖する方針。また5日以降、北京への出入りには48時間以内に受けた検査での陰性証明が必要となる。