[4日 ロイター] - 米バイオ医薬品モデルナは4日、下半期の新型コロナウイルスワクチンの売り上げが上期よりも増加するとの見通しを公表した。新型コロナウイルスの流行が、秋にブースター注射を必要とする季節性のものになると予想している。
同社はオミクロン株と原型の双方を対象とした次世代のブースターワクチンを開発中で、より幅広い予防効果が期待できるとみている。
2022年のコロナワクチンの売上高を210億ドルと予想。ただ、ワクチン共有の国際的枠組み「COVAX(コバックス)」が低・中所得国からのワクチン需要を確認できない場合、これより低くなる可能性があるとした。
一方、米国などが秋のブースター接種を契約した場合、売上高が増加する可能性もある。
重症化リスクの高い人々には毎年のブースター接種が必要になると予想。そうした人々は世界で約17億人と推定されるという。