ブラックフライデーがやってきました! 最大60%割引InvestingProをお見逃しなく 特別セールを請求する

米国の銃死者、コロナ禍初年の2020年は26年ぶり多さ=CDC

発行済 2022-05-11 13:14
更新済 2022-05-11 13:19
© Reuters.  米疾病対策センター(CDC)の10日公表の報告書によると、2020年の米国の銃による殺人の死亡率は1994年以降で最悪になった。写真は銃による犠牲者を追悼する女性。20

[10日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)の10日公表の報告書によると、2020年の米国の銃による殺人の死亡率は国民10万人当たりで6.1人となり、前年の4.6人から35%増加し、1994年以降の26年間で最悪になった。若い黒人男性が特に多かった。貧困との相関性も強かった。

銃によるこうした死亡率は、黒人は国民全体と比べ少なくとも4倍高く、白人と比べると12倍だった。10万人当たりで黒人は26.6人となり、19年から39.5%増えた。20年の白人は2.2人だった。

銃による死者数(自殺除く)は1万9350人で、割合は黒人が62%、白人が21%だった。

© Reuters.  米疾病対策センター(CDC)の10日公表の報告書によると、2020年の米国の銃による殺人の死亡率は1994年以降で最悪になった。写真は銃による犠牲者を追悼する女性。2021年4月ニューヨークで撮影(2022年 ロイター/Eduardo Munoz)

20年についてはこれまでも、新型コロナウイルスのパンデミックの社会的影響で銃の暴力が増加したと指摘されてきた。米連邦捜査局(FBI)の昨年公表の報告書では、20年の殺人件数は前年から30%増えていた。

CDCの報告書は銃による死者増加が貧困や格差問題と強い関連性があると指摘。格差拡大には「不明瞭で恐らく複雑な要素」が絡んでおり、これに対してパンデミックが「既存の社会的・経済的ストレスを増幅させた」可能性があると分析した。

ただ、黒人以外でも白人以外は増加が目立ったという。CDCは「長年の社会制度的な格差や構造的な人種差別がさまざまなマイノリティーの家計や住宅取得、教育の機会の制限につながってきた」とし、これが人種や民族の違いによる暴力や健康上の「リスクの格差」に関係していると指摘した。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます