[フランクフルト 13日 ロイター] - 欧州疾病予防管理センター(ECDC)は13日、新型コロナウイウルスのオミクロン変異株の2つの派生型「BA.4」と「BA.5」の感染がほかのコロナウイウルス変異株よりも早く広がっており、主流になれば入院や死亡例が増える要因になると発表した。
両派生型はほかのオミクロン変異株と比べて重症化しにくいとみられるが、感染力が高いため、感染者が増えれば入院や死者の増加につながる恐れがあるという。
今のところ大半の欧州連合(EU)加盟国で両派生型の感染例は少ないが、一部の国ではその割合が増えており、ポルトガルでは5月30日までに「BA.5」が感染全体の87%を占めた。