[北京 26日 ロイター] - 中国の税関当局は26日、新型コロナウイルス関連の入国規制について、出発前の検査と到着後の検疫を引き続き求めると表明した。
中国の入国規制は世界で最も厳しいとされているが、隔離期間を短縮したり一部検査の義務を廃止するなど、段階的に緩和措置を講じている。
税関当局は前日、検査結果や感染歴など、税関通過時に海外からの渡航者に義務付けていた新型コロナに関する情報の報告を一部不要にすると発表していたが、これについて26日の声明で「規制の緩和でない。海外からの渡航者向けの要件で実質的な変更はない」と述べた。
大使館のウェブサイトによると、海外からの入国者は出発前にデジタル健康証明書を取得するために、引き続き中国大使館に検査、その他関連情報を報告する必要がある。