[ソウル 9日 ロイター] - 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は、新型コロナウイルスワクチンの接種を11月にも開始する可能性を示唆した。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が9日伝えた。
金総書記は最高人民会議(国会に相当)で8日に行った演説で、冬場にコロナ感染が再拡大する可能性があるという世界保健機関(WHO)の警告に言及。
「責任あるワクチン接種とともに、11月から全住民にマスク着用を推奨すべきだ」と述べた。詳細には踏み込まなかった。
北朝鮮はコロナワクチンの接種を行ったことを確認していないが、税関記録では中国から今年ワクチンを輸入したことが示されている。