[20日 ロイター] - 中国スマートフォン大手の小米科技(シャオミ)はスマートフォン・インターネットサービス事業で人員削減を開始した。
中国では新型コロナウイルスの流行を受けて、テンセント・ホールディングスやアリババ・グループなど、多くの大手テック企業が人員を削減している。
シャオミの広報担当は20日、「人員の最適化と組織の合理化」で「全従業員の10%未満が影響を受ける」と説明。影響を受ける人員は地元の規制に従って補償を受けていると述べた。
香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、シャオミの従業員数は9月末時点で3万5314人。うち3万2000人余りは中国本土で雇用されていた。削減対象の従業員の多くは昨年12月からの大量採用で入社したばかりという。
同社が先月発表した第3・四半期決算は、売上高が701億7000万元(98億1000万ドル)と、前年同期から9.7%減少した。新型コロナウイルス対策の規制と個人消費低迷が影響した。売上高の約60%を占めるスマートフォンの売上高は、前年比11.1%減少した。