[バンコク 8日 ロイター] - タイの民間航空当局は7日、海外からの渡航者に対し9日から新型コロナウイルスのワクチン接種完了証明を求めると発表した。中国が8日に国境を再開したことを受け、観光客の増大に備える。
全ての外国人渡航者がワクチン接種証明か、6カ月以内にコロナ感染から回復したことを証明する文書の提示を義務付けられる。未接種者は理由を説明する医師の証明書などが必要という。少なくとも今月末まで実施する。
タイは昨年10月にワクチン証明の提示義務を廃止していたが、中国が「ゼロコロナ」政策緩和に伴い国境を再開する中で復活させた格好だ。
また、タイ保健省はRT─PCR検査の陰性証明が入国条件となっている国からの外国人渡航者について、コロナ治療費をカバーする保険加入の証明を提示する必要があるとしている。
新たな入国規制はタイのパスポート保持者や乗り継ぎ客には適用されない。