[ソウル 8日 ロイター] - 韓国国会は8日、昨年10月に159人が死亡したソウル・梨泰院の雑踏事故への対応を巡り、李祥敏・行政安全相の弾劾を可決した。
今後、国会の司法委員会が弾劾動議を審理した上で、憲法裁判所に送付し、憲法裁が弾劾を支持するか判断する。判断には最大半年かかる可能性がある。
国会の弾劾手続きで閣僚が罷免されれば、同国初の事例となる。
李氏は、雑踏事故への対応に問題があったと謝罪したが、自身の進退については、再発防止策を編み出すことが優先課題だと答えていた。
野党は李氏の解任を要求していたが、尹錫悦大統領が拒否していた。